forget-me-not blog



ロートレック〜葡萄酒色の人生〜
一週間くらい前に見たのに、ここに書くの忘れてました(汗

ロートレック。
今年の初めに天保山にあるサントリーミュージアムの展覧会行ってきました。

知ったつもりでいたけれど、この映画を見て、「へぇ〜!そうやったん!」と、驚きの事実がいっぱいって感じ。
あれちゃんと史実に合ってるのかな?かなり信じたんだけど(笑)

作中のロートレックの愛人(恋人?)のシュザンヌがめちゃめちゃ綺麗で、惚れた(笑)

シュザンヌシュザンヌと言っていると、どうしても静物画のセザンヌが出てきて、いやいや、違うぞ、と思いながらも、思い浮かべてしまった。

最後の終わり方が重い感じで、まぁ、生涯物だから仕方がないんだけど。
ロートレックの華やかさだけ見ていたかったなぁ、って感じだった。
そうこ。: 映画のこと。 | comments(0) | trackbacks(2) |
谷崎潤一郎『春琴抄』
谷崎作品の中でも、『細雪』と並んで有名な作品ではないでしょうか。
『細雪』とは打って変わって、薄い本になっております。
『細雪』の分厚さに挫けたけど、谷崎作品は読んでみたいの、という人にオススメな一冊。

なんていうか・・・谷崎の女の趣味がよくわかるね!!って感じ(?)
着痩せするタイプの人が好きらしいよ。きゃー。

『谷崎潤一郎』ではなく、『春琴抄』オンリーの研究者がいるぐらい、
色々と解釈し甲斐がある一冊だと思う。
あー、痛いの苦手な人は読んじゃ駄目です。

谷崎は、『細雪』は読んでいませんが、エッセイをいくつか読んでいます。
『阪神見聞録』とか。
以前、大学の都市論の授業で、これを取り上げレポート書いたのです。

谷崎は、関東出身で、阪神間を転々と移住した人ですが。
最初は、関西大批判してました。でも、晩年には好きになってた様で。
その「嫌い」と「好き」の両方、随筆が残っているので、
変わりっぷりが楽しく読めます。

谷崎作品は変態すぎてちょっと・・・という人は、ここから責めてみても良いかも。
随筆は全集に入っています。図書館でどうぞ。
そうこ。: 本のこと。 | comments(0) | trackbacks(0) |
石田衣良『スローグッドバイ』
集英社文庫より発売されてる新刊みたいですね。

この分野にちょっと私は疎い。
だいたい、この人の名前『ゆら』だと思ってた。さっきまで(笑)

就活帰りに立ち寄った本屋で、たまたま目にして、たまたま手に取った。
この人は私にとって、漫画雑誌『クッキー』で恋愛相談ページに出てくる人だ。
『池袋ウエストゲートパーク』も読んでない。
けど、なんとなくずっと気になってたのは確かで。
本の帯と、本の裏表紙のあらすじに惹かれて買ってしまった。

帰りの電車で、特急には乗らず、ゆっくりと各駅停車に乗って、これを読みながら帰ってきた。
短編集になっている。
一番初めの「泣かない」だけ読めた。

なんでもない話何ですけどね。
こういうのが必要な時も、あるなぁ、と思った。
これを書いているのが、男の人だと言うのもポイントだと思う。

私は基本的に、女流作家恋愛物が読めない。辟易としてしまう。

まぁ、その話は置いておいて。
まだ全部読んでませんが、読んで良かったので、ここに書き記しておきます。
普段、恋愛物読まない人にオススメする一冊、かな。
そうこ。: 本のこと。 | comments(0) | trackbacks(0) |
兵庫県立美術館
同じ美術館に、週に二度行くことなんてめったに無いのだけれど。
博物館学芸員資格取得過程の一環で見学会です。

今日、見学したのは常設展。
と言っても、現在、様々な趣向を凝らした“来客を飽きさせない常設”が県立では展開中。

今までと変わらないもの
・小磯良平記念室。小磯の有名作品の多くはここに所蔵されている。
・金山平三記念室。隠れ名画家。

テーマは同じ、でも展示が変わったもの
・近現代の彫刻
・日本の戦後美術

彫刻も、現代アートも私には縁遠い存在だった。
今回、学芸員の先生に説明を聞きながら、作品を見て回り、一つ一つ、必要性を知り、展示法の意味を見たが、やはりこれは一般的とは言いがたいものの数々だと感じた。
基本的に、常設品には説明書きが付かない。
これらに関しては、それも考えものだな、と思う。

新しいもの
・新所蔵作品紹介
この一年で、県立が購入などして得た絵画の数々。
岡本唐貴氏の作品が多く見られた。

企画もの
・安井仲治写真展
・20世紀前半の絵画
安井氏の展示に合わせて、同時代の画家作品も見ると言う趣向。
この人の名前など、今まで全く知らなかった。
70年前に撮った写真が、こんなに綺麗な状態で残っていると言うことに、驚いた。
展示側の情熱も感じられ、良い展覧会になっていると思う。
この安井氏の作品は所蔵ではないらしいが。
20世紀前半の絵画は、どれも比較的小さい額物がチョイスされていた。
風景画が多く、風景画は大きいものが好きな私にとっては、少し物足りなく感じた。


これらの展示を足早に見たあと、学芸員過程の特権、裏側見学会が行なわれた。
美術館好きには、たまらない至福の時。裏話は秘密です。(笑)
そうこ。: 美術館・博物館のこと。 | comments(0) | trackbacks(0) |
兵庫県立美術館
阪神大震災の折、老朽化が進んでしまった兵庫県立近代美術館が、名前を変え、神戸の王子動物園前から、岩屋の海辺に、2002年移築された美術館がここ。
名前が変わって、何が変わったのかというと。
身動きが取れやすくなったらしい。
近代、という名前では、近代の芸術しか扱えないことだが。
その一言が取れただけで、一気に展示出来るものの幅が広がったと言う。

第一回目の特別展は、たしか、世界の名品展か何かだった。(公式サイトにも載ってないよ。何故。)
大原美術館から数点来ていたのは覚えているのだけれど。。。
その後、ゴッホ展、クリムト展などがあったけれど、どれも私は行かなかった。
今思えば、損をしたような気がするが、当時、それらにさほど興味が無かったのだと思う。クリムトに関しては、毛嫌いしていた。今は凄く好きだけど。
ここに行ったのは、昨年の東山魁夷展が初めてだった。
そして、ヴィトン展。(両方タダ券で・笑)

このような展示の流れだけ見ていても、やはり多彩。
建物も綺麗だし、場所も良い。
県下最大の美術館であるし、それなりになっていると思う。

近代美術館の時も、建物が異彩を放っていたが、この県立美術館も美術館としては、特異な建物となっている。
建築者は、かの有名な安藤忠雄。
やっぱりな!という感じ。
何度行っても、迷子になる。
展示室を跨ぐのに、屋外を通らなければならないと言う設計。
さらに、階段の多さと言ったらない。
客泣かせ、管理者泣かせ。
「こんな建物を美術館に使えるモンなら使ってみろ!」「俺の造った建物を堪能しろ!」という心がありありと見られる。
まったく、変人には困る。
まぁ、楽しいから良いけど。

私は大学で、博物館学芸員資格過程習得中なわけですが。
現在、実習の授業を受け持ってくれている先生が、この美術館の学芸員さんなのです。
現場の生の声と言うやつが聞ける。
学芸員になるのは、大手企業に就職する以上に大変なんですが、
どうせなれると思っていないので、話が聞けるだけで楽しいんです。

そんな今日。
授業の一環で、美術館見学会。
現在の特別展は、『ドレスデン国立美術館展』
副題には「壮麗なるドイツ・ザクセン公国の至宝」「世界の鏡」などと表されている。
前者意味は分かったけど、後者、どの辺が鏡なのか、見て来た今も分からない。
さらに、フェルメールがメインで来るということで、大量の集客数が見込まれ、展示品の高さが、いつもより上に設定され、本来なら駄目だと思われる程度に、見づらかった。
日曜日だったので、人は多かったが、込み合って薦めないほどでもなかったように思う。

しかも、フェルメールが大々的に宣伝されているので、絵画がメインだと思っていたこの展覧会。
絵画以外の芸術品が多くを占めていた。それにまずショック。

中でも、マイセンが数多く出展されていたのには驚く。
マイセンと言えば、なんでも鑑定団を見るものにとっては馴染み深い。
けど、ナマで。あんなたくさんのマイセン、初めて見た。感動。
それらは、日本の陶磁器の複製で、元となった日本の品と並べて展示されていて、分かりやすく、美術館側の展示法に対する情熱が、伝わってくるように感じた。

レンブラントの『ガニュメデスの誘拐』が一番印象的だった。

フェルメールは・・・・相変わらず、私のトラウマを克服してくれない。悪い意味で、期待を裏切らない。
フェルメールとの、はじめての出会いは、私が高校生(だったと思う)の時、大阪市立美術館であった「フェルメールとその時代」展だった。
当時、大々的に宣伝され、私は親に連れられて行った。
雨の中、美術館の外で、行列になって入場を待たされ、
中に入ってからも押し合いへし合い。
やっとの思いで見たフェルメールは、どれも小さい作品。
さらに、4点ほどしかない!重点はその時代、だった。
今なら分かりますよ。フェルメールは世界中でも30点ほどしか発見されていないとか知ってますからね。4点一気に来たのが、凄かったのは分かります。
でも、当時、フェルメールに関して何の知識もない人間にとって、あの仕打ちと言ったら、もぅ。許せないものだった。
以来、現在まで、何点かフェルメール作品をナマで見る機会もありましたが。未だに良さが見出せないでいる。

あと、ドイツロマン主義の絵画数々。
複製や印刷では出せない“味”が、これらにはあるな、と思った。
印象派絵画は、複製にしても綺麗と思うのよ。きっと。

今回は、ドレスデンと言うことでドイツの舞いが館外の通路で見れたりした。すごかった!
学芸員の先生の話もいっぱい聞けて、満足して帰ってきた。
週末、また行くんです。今度は常設など見に。楽しみ。
そうこ。: 美術館・博物館のこと。 | comments(0) | trackbacks(0) |
スパニッシュ・アパートメント
感想の前に一言。

映画の感想ほど、人の意見が当てにならないことはない。
誰がどう勧め、誰がどうけなしても、結局は自分の感性しか当てにならない。
人の意見をアテにしたければ、より近い感性を持った人を見つけるしかない。
が、それは容易なことでないかもしれない。
・・・一言じゃないやん。


公式サイト

いやぁ、これは!
面白かったですわ!!
意味不明、アホ、でも楽しい!!って感じ。(?)
この手のヨーロッパの映画は、意味不明、アホ、で止まることが多い。
そこから楽しい作品に発展出来たのは、この映画の凄いところだと思う。

イラーーッってするけど、それがまた面白みに繋がると言う素晴らしさ。

アメリの主人公が、また全く違った雰囲気を見せて、登場します。
最初、全然気づかなかったくらい。

スペイン良いなぁ、と思えてしまう。
ダラダラとか、混沌とか、好きだよ、そーゆーの。(笑)

フェデリコ・ダナっていう俳優さんが、とても気になった。
何なのあの人。独特な雰囲気。素敵。

いやぁ、映画って良いなぁ。
と思わせる1作でした。
そうこ。: 映画のこと。 | comments(0) | trackbacks(0) |
ついに。
ブログを始動させてしまいます。

今までブログなんて!!って思ってました。
何だこの流行モンは。
見にくいし。
使えん!!
わしゃ、シンプルに生きるんじゃ!!
と思ってましたとも。

しかし。

ずっと世話になってるケーブルが。
頑張っちゃったんです。
ブログレンタル開始しちゃったんです。
「ねえちゃん、ベイコムがブログ始めた!」
「マァヂでぇ〜〜〜!?」
という、我ら兄弟の驚愕。
こんな、ローカルケーブル社が、頑張っちゃったなら。
利用するしかないでしょう!
と、なぜか使命感にかられ。
でも、日記帳は今のまま行きたいの、と。
ならば、今現在、携帯写メ日記レンタルや、映画感想日記レンタルやら、しているやつを、全部ひっくるめてしまおうと。決意。
んでもって、今までやろうやろうと思って出来てなかった、フィギアのことやブライスのことも、ここで語っちゃおうと。密かに計画。
さらに、自分の専門性を出そうかと。読んだ本の感想や、行った美術館の感想を、ちゃんと考察っぽくレポートしちゃおうかと。考えたわけです!

こういう時に、ブログって便利なのね!と、初めてブログの利便性を知る。(遅いよ)
夢ふくらむブログ。頑張りマス。
そうこ。: その他。 | comments(0) | trackbacks(0) |
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< May 2005 >>