forget-me-not blog



兵庫県立美術館『コレクション展供
開催期間 2005年7月16日(土)〜11月3日(木)

発泡スチロールの粒子のプールに浸かってきました。(笑)
あんな体験初めて!驚いた驚いた。

小企画展「美術の中のかたち−手で見る造形」展。
“立体的な作品に直に触れて鑑賞する”ことをコンセプト。

展示室に発泡スチロールの粒によるプールを作り、その中に展示された当館所蔵のブロンズ作品を鑑賞するというものです。鑑賞者は、半身を発泡スチロールの粒に埋まりながら、手探りで彫刻を鑑賞することになります。体は簡単に通すが視覚は遮られるという、普段とは異なる美術鑑賞のスタイルをお楽しみいただけることと思います。
 この展覧会を通じて、豊富なアイディアで非日常的な空間を演出する杉浦隆夫さんの魅力とともに、館蔵彫刻の新たな見方を発見できるでしょう。

と、サイトには書いてありました。ホントそんな感じ。

まず、プールに入るには、A4サイズ用紙一枚いっぱいに書かれた注意書きを読まされます。
それを理解した上でサインをし、アクセサリー・時計類を外し預ける。
マスクを渡され付ける。ポケットがある人は留めてください、とガムテープを渡される。用意周到。そして靴を脱いでプールへGO!

そんな浸かると思っていなかったのに。余裕で腰上まで浸かりました。
と言うか、発泡スチロールの中って気持ちいいの〜(笑)
頭まで浸からないでくださいと言う注意書きがあったけど、
言われなかったらする人がいるんだろうなぁ、と、
自ら肩まで浸かっちゃってる知らないお姉さんを横目に、納得。

ロダンの彫刻に触れると言う普段は出来ない体験をする。

私も一回うっかり、服の中に粒子を入れてしまった。っていうか、ブラの中に入った。
そんな人のために、フィッティングルームが設置されている・・・!
そこに入り、粒子を落とす。

是非、皆様行ってください。楽しいから。


新所蔵品。具体各種。
展示室にダーーっとクッションが一列並べてあった。
「展示する人の苦労が目に浮かぶ・・・」
とか言いながらそれを見ていたら、監視のおばさんが、
「これは108つあるの。煩悩の数」
と、話してくれた。
たぶん、普通、現代の若者は煩悩のことなんて知らないよ。
いきなり言われても分からないよ。
私は知ってるけどさッ。(私は普通に見えなかったのだろうか)

そしてその煩悩のクッションは、しゃがみ込んで見てみると、
綺麗に一列並んでいるのかと思いきや、15あたりで蛇行している。
何か意味があるのか。
煩悩を解説したサイトを帰ってきて調べたけど、
仏教を知らないので言葉の意味が分からないし。
今度行って、ちゃんと何番目か数えてこようと思う。
調べるのはそれからで良いわー。
そうこ。: 美術館・博物館のこと。 | comments(0) | trackbacks(2) |
兵庫県立美術館『ギュスターヴ・モロー展』
開催期間 2005年6月7日(火)〜7月31日(日)

大学生:当日900円 前売600円 オンライン割引券提示600円
    (モロー展チケット提示で、コレクション展は240円。)


開催期間短いよ、と思っていたけど、2ヶ月近くあったんですね。
確かゴッホは一ヶ月ほどだった。
後々のために、ブログ内容追加しとこうかな。公式サイトからも1年経ったらすぐ、履歴消えちゃうんだもん。

前回、県立はフェルメールが来たから、息抜きにショボい展覧会するかと思いきや、モロー展とは。デカした!って感じ。(個人的に)
やっぱり県は金持っとるなぁ。



モロー展。
展示室に入った途端、感動した。
正面壁一枚全てを使って、写真パネルが貼ってあった。
モロー美術館の内装再現なのかな?
なんだっけ。あの、ほら、やたら立体的に画面が見える撮影法あるじゃないですか。(え、なかったっけ?)あれが駆使されていて。
随分と近づいても、まだ立体的に見える感じで素敵でした。
実際、私の目の前にいたおじいさんは、パネル1メートル手前に居ながら「この階段を上っていけばエエのか」と本気で、そのパネルに写った螺旋階段を指差していた。冷静にツッコむ監視員とのやり取りが可笑しかった。
写真家冥利に尽きるだろうなぁ。(笑)

そのパネルを横目にすり抜けて、隣の展示室へ進み、本格的にモローの世界へ侵入。

なんか、でも。

前回行ったのが、ゴッホで。駄目ですねぇ。
ゴッホの衝撃からまだ立ち直れてないみたい。
どうしても、画面上に物足りなさを感じてしまう。
激情にあてられたんだなぁ。

そう思いながらも、モローの書く“肉体”には、かなり感動したんですけどね。
しなやかさとか、陶器のような肌、とかそういう言葉が当てはまる女性像。
あと、詩的と言うのもよく分かる気がした。
なんかねぇ、切ないの!絵が!

神話モチーフ物が多くて。
やっぱり、その辺、ちゃんと勉強したいな、と思った。
大学で神話あたりを教えてる先生が、どうしても嫌いで(苦笑)
授業を取る気になれないのが、大学生活の心残り。

今回の展覧会は、そんな無知な人たちを見越して。
あと、大きい展覧会ではないと見越して(笑)、
一つ一つ丁寧に、説明パネルが付いていた。
しかも、じっくり400字コース。物によっては800字。

だいたい美術館において、人がさっと読めるのは200字までらしい。
大きい展覧会になればなるほど、その説明文字数は減っていく。

これほどまでに、じっくり書かれた説明文も珍しいと思う。
でも、書いてもらわないと分かんないしね。神話。有り難かったです。

今回の私の目的は。
サロメ主題の『出現』を観に行くこと。

サロメをサロメと自覚した(って分かりにくい表現かなぁ)のは、
たぶん、ここ数年である。
ファーストインプレッションはビアズリーではなく、たぶん、このモローだった。
その後、まりこさんの影響でビアズリーをビアズリーと自覚して、ビアズリーのサロメをサロメと自覚するにいたるー、と言う感じ。

それにしても、この“サロメ”と言う存在。
何故こんなにも人は惹かれるのか。私だってサロメ好きだ。

大元となっているはずの聖書に描かれているサロメ。(聖書にはサロメと言う名前は書かれていないけど)
ちっとも魅力的じゃない。
聖書は日本聖書協会の新共同訳と口語訳の二つを持っている。(信者じゃないよ、学校がそれ系なだけ)
どっちの訳を見たって、サロメはただの白痴だ。
厳密に言うと、マタイによる福音書のサロメは完璧白痴で、マルコの方は、意志のない乙女だ。

じゃあ、どこでどう大元が歪んだのかー。とか。すごい色々考えてしまった。

モローの『出現』は、数あるサロメものの中でも、特異。
モロー自身も何作もサロメを描いているようだけど、やっぱりこれだけ異なる存在。

生を見て。
改めて、畏怖的な感情を抱いた。
今もなお、ヨハネの首から垂れる血の色が褪せない。
圧巻、だった。

やっぱり、無理してでも観に来て良かったなぁ、と思った。

それ以外にも気に入った作品を書いておこうと思う。

『ガニュメデス』
前回観た、レンブラントの『ガニュメデスの誘拐』とは全然違うの!
こっちは、ガニュメデスが青年でね。同性愛的なんだって。(そっちの方が良いよね。笑)
その辺、比較検証したい感じ。

『ケンタウロスに運ばれる死せる詩人』
『神秘の花』

展覧会全体的には、習作のようなものが多くて、
モローの綿密さを知ったけど、あまりそういうの見るのって興ざめ。
でも、すごく丁寧に作りこまれた展覧会だったなぁ、と学芸員の愛を感じた。

次はサロメはサロメでもビアズリーを見たい。
サントリーミュージアムあたりでやってくれたら良いのに。
そうこ。: 美術館・博物館のこと。 | comments(2) | trackbacks(1) |
自作品。

実は、お茶碗を作ろうとして、どうにもそんな風には出来そうにもなく、出来たときに何とするか決めようと思って作ったもの。
案外イイ感じだとは思うけれど、出来上がってなおも、用途がわからない。
そうめんのつゆ入れしか思いつかない。けど、それはイヤっ!
使い勝手関係なく、小物入れにしようかと目論み中。
そうこ。: その他。 | comments(0) | trackbacks(0) |
CAP HOUSE
本当は、美術館でも博物館でもないところなんだけど。
まぁ、関連はここなので、カテゴリー分けはしときます。

JR元町駅から坂を上ること20分。
CAP HOUSEはそこにあり。
汗だくになって、着いたそこは、見た目学校のような、異世界だった。

ここがどんなところかは、私が説明するより、サイトを見ていただきたい。

こちらへどうぞ。

なんて言うか、凄い衝撃。
こんなところが存在するのかーー!!って感じ。
芸術村、ならぬ、芸術館。
元々、ブラジルへ移民したい人々がブラジルを学ぶため集合して寄宿していた建物を寝泊りしていた各部屋を、アーティスト一人一人の部屋とし、その創作の場をすべて一般人にも公開しているのです。

こんなところは、全国でもココだけらしい。

アーティストの部屋を見れるなんて、そんな機会無かったし。
いろんな感動を覚えました。

学芸員の授業の一環で課外授業としていたのです。
アーティストの一人の方に、色々ご説明いただく機会がありました。

その人は、インドの紙芝居を神戸弁でしている方で。
画家でもあるのかな?
とても素敵に楽しいおっちゃんでした。

色々と感銘を受けたよ、ホント。
是非、皆様、行ってみて欲しい。
そうこ。: 美術館・博物館のこと。 | comments(6) | trackbacks(1) |
国立国際美術館「ゴッホ展」
ちゃんとお金出して観に行く予定だったんだけど。
思いがけず、招待券をゲットして。タダ見してきました。

最近、美術館と言うものは、週末のみ遅くまで開館しているところが多い。
という情報は、実はわりとまだ浸透していないらしく。
結構、穴場的な時間。
こんなところでうっかり書いちゃって、広まったらヤだな、と思ったりもする。
平日の美術館はオバ様たちでごったがえ。
でも、オバ様たちは夕飯の用意があるから夕方には帰っちゃいますし。

この日は雨が降っていたこともあり、あの超有名なゴッホなのに、ゆっくり見ることが出来た。

行ってすぐ驚いたのは、入り口にテントが並んでいたこと。
混雑が予想され、休日は、(あるいは、平日の昼間も)入場制限が随分とかかっているのだろう。この梅雨の最中、雨対策も抜群、と言う感じだった。

中に入ると、まぁ、混んではいたけれど、ワーストランキングに入るほどではなかった。(ちなみに、今までのランキングは1位大阪市博のフェルメール、2位は大阪歴博の三大至宝。この2つはぶっちぎり)

でも、どうしても残念なのは、大量の客数を予想して、作品の展示位置が高かったこと。

人には、物が見やすい高さと言うのがあって。(って前にもどこかで書いたかな?)
だいたい、美術館などでも、どの高さかは決まっている。
けれど、「ゴッホ展」のような大きな展覧会になると、後ろの方からでも見やすい様に展示の高さ設定が上がる。
背の高い人ならば、ちょっと上がったくらいでは、苦にならないかもしれない。
けれど、私のような小さい人間にとっては、その少しの差が大きい。
とても見難く感じるのです。脚立持って来たいくらい。切ない。

あと、「ゴッホ展」のわりには、違う作品が多かったような。
たいがいの展覧会はそうで。ワースト1の「フェルメール展」もそうでしたが。あの時はたしか、タイトル自体も「フェルメールとその時代」とかだったような気が。そして4作しかなかった、と言う。
でも、今回は「ゴッホ展」と堂々と書いているし。
大丈夫だろうと思っていたのに。

いえ。でも、何となく薄々と感じてはいました。
“ゴッホ”なのに、ひまわりの絵が一つも来ていないと言う噂。
何となく、今回は小さい展覧会なんじゃないかなー、と。

予感的中ってやつですか。
やっぱり、ひまわりは、予算オーバーだったんですか。
でも“ゴッホ”展でひまわりの絵が一枚もないだなんてっ。
タダで良かったなぁ、と思わざるを得ない。

と、そんな不安ばかり、先に書きましたが。
いやでも、ホント、生でゴッホ見れて良かったですよ!!
大学2回の頃まで、ゴッホは嫌いでした。あの奇人ッぷりが嫌で。
でも、授業で知るうちに、許せるようになってきて、見たいなー、
と、思った頃には、兵庫県立の展覧会は終わっていた。
なので、今回初ゴッホ。
初ゴッホにはかなり感動しました。

ゴッホの絵は、いくら綺麗な印刷でも、印刷物を見ただけで知った気になっていてはいけないのだ!と言うのが感想。

さんざん大学の先生には「芸術はナマで!」と言われ続けてこられたけど。
今回、それが一番実感出来た。
あの質感は平面では語れない!

横のカップルなお兄さんが彼女に一生懸命ゴッホを語っている横で、
私と友人は「すげー!ゴッホすげーー!」とムードぶち壊し。

中でも私は、『夜のカフェテラス』が非常に気に入りました。
あそこ、実際に今も残っているのよね。行きたいなぁ。

すっごい、ゆっくり見たつもりだったのにミュージアムショップにたどり着いたのが1時間後。やっぱり小さい展覧会だったんだ・・・と実感。
ミュージアムショップを物色するも、どうも感動がない。
一番鮮明に思われたクリアファイルと、お手軽なポストカードを一応購入。


そして、その後、実はかなり楽しみにしていた・・・・
コレクションの「シュテファン・バルケンホール展」再び!
前回、ガレを見に来たときもやっていたこの展示。
開催期間も長く、実は、もう一度見れると言うのをすごく楽しみにしていたのです。
はじめて見るという友人を連れて、ウキウキ。
でも、残念だったのは、前回来たときは無かったのに、各作品周囲に、柵がついていた・・・!
触る人とかいたのかなぁ。たぶんそうだろう。
やっぱり、エレファントマンが一番好き。

前回は躊躇った、作品図録も結局買ってしまった。
ゴッホは買わなかったのにねー。
そうこ。: 美術館・博物館のこと。 | comments(0) | trackbacks(1) |
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< July 2005 >>