forget-me-not blog



オルセー美術館展
http://www.city.kobe.jp/cityoffice/57/museum/main.html

2006年9月29日(金)〜2007年1月8日(月・祝)
※金・土曜日及びルミナリエ期間中(12月8日〜21日)は午後7時まで (入館は午後6時30分まで)


一 般 1500円  前売1300円

え、ペアチケットとかあるの!?(サイト参照)へぇ〜〜。
今回は、友人のコネで招待券で行きました。

大学の卒業旅行でオルセーに行ったのが懐かしく感じます。
一年も経ってないのに。

でも、あの興奮は忘れられないなぁ。
名作がどっさどっさでテンション上がりっぱなしでした。

そんな作品たちにまた会えて、「あぁ、お久しぶりです」って感じでした。

あと、今回再確認したのは。
画家がまた別の画家を描く。その連鎖が好きです。
類は友を呼ぶと言うか、何と言うか。
当時、一箇所に今で言う巨匠達が集まっていたと言う事実が既にコブシを握ってしまうよ(?)

なんか、最後に美術館行ったのいつよ?と思い出せないくらい、最近行ってなかったのですが。やっぱり、良いな、と思うわけですよ。
「あぁ。私何してんねやろ」
って、今の生活を思います。居るべき場所に戻りたいですね。

でも、監視員の人がやっぱり鼻につくのは何故、あそこ。
うるさいんだよー。ほっといてくれよー。ってなる。
派遣か、ボランティアか知らないけどさー。

ところで、久しぶりすぎて、最近のミュージアムグッツ事情に驚く。
なんか色んなものが結構安価で手に入りませんか!!
私、ほっといたら色んなもの買いそうでしたよ!!!
抑制して、図録と、素敵なモリゾの「ゆりかご」の一部が蓋になっているソーイングセットと、ゴッホの部屋の布製のカレンダーを買いました。

携帯ストラップとか色々欲しかったよ!

あと、すげぇ、と思ったのが、「本日はスラーの誕生日です」って言って、今日限定で、図録買った人にはおまけで、スラーの絵葉書くれました。
前からそんな企画あるの?他のところでも。
初めて遭遇したので、ビックリしました。
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京都国立近代美術館 −フンデルト・ヴァッサー展
会期
2006年4月11日(火)〜5月21日(日)

一般料金:830円

学生じゃなくなっちゃった!!(泣
それにしても、高いよぉ!!学生の倍ってどおゆうことですか。
今後、私はどうしたら良いんですか。何か方法を考えなくては・・・・
何か、抜け道はないんですか、この入館料!

さて。
行くの初めてでした、京都近代。
だって、近代だし。あんま興味ないし。自分からは行こうとしないんですけど。弟が、大学で教えてもらってる先生が講義するから行くって言うから、良いなー、と思てついて行ってきました。
正直、フンデルトヴァッサーが誰かもわかってませんでした(笑)

先に講義を聞く。
先生じゃない人の講義を聞く・・・意味が分からなかった。先生の講義は興味深く、新たに「淀川テクニック」通称淀テクさんと言うアーティストユニット(?)の存在も知り、有意義。

肝心の展覧会ですが。楽しかったです。
最後の最後で「あ、これゴミ処理場の人か」と気づく(笑)
舞州かどうかも知らんかったけど、なんかどっかでこんなん作ってる人おった、と言う印象だけはあった。大阪の子に聞くと、知ってるって言うし。地域ではやはり知られている様子。
と、いうことで。実物を見に行きたくなってきた。けど、舞州ってどこ。状態ですし(笑)でもいつかは行きたいなぁ。

http://www.momak.go.jp/
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芦屋市立美術博物館
美術博物館。
って何や!!って感じ。
英語表記にされると意味がわかった。
Museum of Art & History
へ〜っ。そう区切るのね。と。
ずっと、芦屋市立美術館、だと思っていたよ。

数年前に、とても問題(話題というべきか)になったところです。
市が財政難から、このミュージアムをなくすと言い出して。
「おい、ちょお、待てよ!」と言う、署名に私も名前を書いたのを覚えている。
けど、一度も行った事が無かった。
行こう、行こうと思いつついけなかった。
ってか場所も全然知らなかった。
何か、イメージ的にJR芦屋駅のビルの中だった(大間違いだよ・・・)
行ってまず思ったことが、「建物の色彩がジブリ美術館」だった。
気のせいかしら。似てるように思うのだけれど。

公式サイトはこちら

最寄り駅は阪神です。
公式サイトのアクセス情報はあまりにも不親切だと思うんだけど。
土地勘が無いから、地図見ても何の疑問も無く、駅から歩いていけると思っていた。
ゆっくり歩いて30分弱だった。雨降りだったのもあるとは思うけど。
バスに乗るべきだったらしい。でも、それも一時間に1,2本とか。
交通の便悪すぎっ!

なんていうか。まぁ、市立だし。じゃあ市の人に便利なら良い気もする。
あそこは市民にとっては行きやすい場なの??どうも違うっぽいけど。

専門は具体ものと、市に縁のある作家ものらしい。
それらに加え、博物館的役割を果たす、地元の歴史展示。

私が行った時はちょうど「童美展」
開催期間:12月3日(土)〜11日(日)
この間は、入館無料となっている。家族が子供の作品を見に来るのにお金を取るのはちょっと、と言う配慮らしい。

童美とは字のごとく、子供の美術。
関西一円かな?幼稚園や個人から公募で選ばれた選りすぐりが展示されている。

これが本当にねぇ、スッゴイの!!!
具象ってこんなののことを言うのね。と初めて理解出来ると言っても過言ではないノリ。抑圧されていない子供達の発想力表現力の凄さって言ったらない。きっと、現代のアーティスト達はこれを見ると嫉妬するだろう。いや、アーティストに関わらず、私も羨ましいよ!だいたい、幼稚園でこんなんさせてくれるって、なんで!?って感じ。そんな環境滅多にないよ。
こんなことをさせることの出来る幼稚園の先生にも賞賛。
「え!?」と思わせる作品の数々。「パパ」と言う題のパパは緑色のエイリアンみたいな人だった(ちょっとパパ可哀想だけど・笑)。普通、こんなの描いたら「パパは緑色じゃないでしょ」とか言われそう。でも、それは大人の押し付けなのです。子供は見たまんま思ったまんまを描けばいいのです。っていう、この素晴らしさ!

も〜、ホント衝撃でした。
市美の隣に、谷崎記念館もあり、そっちは今回行けなかったので、近いうちいけたらなぁ、とは思うけど。無理かな。

課長さんに色々お話を聞けた。
今、色んな美術館博物館が転機を向けてる。
なくなると言う話が出たとき、かなり大ごとで、世界的に情報が流れたとか。
シビレた言葉はフランス国立の偉いさんが「自分に何が出来る?」と聞いてきてくれた、と言うこと。課長さんもゾクッとしたらしいが、私もその話聞いてゾクッとしたよ。(笑)かっこいい〜〜〜。

ここは結局なくなると言うことはしないで、NPO法人になると言う。
NPO法人がどういうものなのか、一応表面上は知ってはいるけど。
実際、どうなるのか。私の知れる範囲ではない。

頑張れ芦屋市立美術博物館!!私もまた行くよ!!(それが一番ここの貢献になるのです)
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日本現代詩歌文学館
場所:岩手県北上市

ずっと行きたかった。
行けないと思っていた。
あまりにも遠い。行く機会もない。
けれど、ひょんな縁あって、行ってきました。ひとりで。

私がここの存在を知ったのは大学に入ってから。
お世話になってる、詩に関係する大学の先生ふたりが口を開けば(と言うのは大げさか・笑)ここの話をする。
詩に携わる者にとっては、大切な場所なんだろうな、と漠然と感じていた。

実際に行ってみて、まずは驚いた。詩歌文学館の手前(?)に詩歌の森公園というものが広がっている。
そこは完全に人々と溶け込む空間であり、家族連れ、子供達が遊んでいる。
「わぁ、詩歌が日常の空間なのね」
と、思った。文学館の中に入ってみても、ロビーで子供がゴロゴロしているところも見たし(笑)それってある意味スゴイ。
「なんでこんな辺境の地にあるねん、詩歌文学館、使えん」と思っていた。(現地の人すみません・・・・)けど、この融合っぷりは、東京などでは有り得なかっただろうなぁ、と存在意義を垣間見た気分になる。

館に入って、「受付」に人が居なくて戸惑う。“資料館”に行ったつもりだった。入館料とかないんですか?このまま勝手に入っちゃって良いのね?本当に良いのね??と焦りながらウロウロする。
さらに、どこが展示室なのかもよく分からず、2階ね?2階に行けば良いのね?と戸惑う。

上がって。展示室に入って。

泣いた。
静かに、号泣。
自分でビックリするくらいに涙が止まらない。

人があまり来ないところで良かったです・・・(笑)

言葉、と、空間、に、やられたみたい。
しばし呆然。

そのあと、井上靖記念室で楽しく遊ぶ(?)。
開放している図書もスゴイ!と思った。
詩歌って、小説に比べてやっぱり本屋とかでも、ないがしろだし。

いやぁ、ホント行けて良かった!
また機会があったら行きたい!!
なかなか遠くてですね、難儀ですけどね。やはり。くそぅ。
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後藤純男美術館
この衝撃をどう伝えて良いのか分からない。
私にそんな文章力はない。

と、言うしかない。

北海道旅行の最中だった。バスツアーで行った富良野。途中、日本画の美術館がツアーに組み込まれていた。

「どおっせ、観光客用の申し訳程度のとこだろ?墨絵興味ね〜」

って思ってました。入るまで。
美術館についても、バスの中でモタモタしたりしてました。
いざ、入り口でも、タダ券を出すのにモタつきました。
「中で説明始まってるから早く入れよッ」
と言うようなことを館の人に、やんわり言われていましたが、ほぼ聞いていませんでした。

が。
入り口に貼ってあった宣伝ポスターを見て。
「えっ何!コレ系!?わーっめっちゃテンション上がってきたっはよ入ろ」
と、いきなりやる気が出てきた私を、「ほー、それは良かった。早く入りなさい」と再度促したのは、きっと館の偉いさん。

展示室に入って。

圧巻。

その一言に尽きます。
日本画=墨絵だと思っている駄目な私・・・。
あれです。岩絵の具。東山魁夷の世界。魅力はまた全然違うけど。
どれも大きく、どれも繊細。
風景画は、大きい作品が好き。その世界の中へ入っていけそうだから。
もう、好みど真ん中。きゃー。
一つの絵の前に何時間でも座って見ていられそうな状態。
文句なく素敵。
今までこの人のことを知らなかった自分が悔しい。

でも、この雰囲気どこかで、と思っていたら『院展』系なのね。
大丸ミュージアムで開催されていた院展に一度だけ行ったことがある。
以前に後藤さんも出展されていた様子。

大満足。富良野はもう満喫したけど、北海道へ行く際は、またここに行きたいと思った。展示法も趣向が凝らされてて素敵。
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神戸市立博物館『ベルリンの至宝展』
開催期間:7月9日〜10月10日

当日料金:学生900円

ボッティチェルリ(って大学で教えられたけど、ボッティチェリって言う方が一般的?)の『ヴィーナス』が見れると言うことで。行きたかったのです。

が。すんません。ちゃんと書く前に日記から抜粋させてください。

物は良かったけど。監視員のオバハン連中が最悪。
あれって確か、ボランティアの人たちだよねぇ?
せからしいんじゃ!って感じ。博物館内を走らないでクダサイー(小学生の終わりの会風に言いたい)
なんか、「この辺がこう良いよね」って弟が展示物指差してたら、
「展示品に気をつけてください!!」とかって、オバハンがめっちゃ遠くからヒステリックに叫んできた。もっと近くに監視員いるし・・・触るわけないし・・・めっちゃ人いるのに、その場が凍りついたよ。すっごい感動してみてたのに気分台無し。
思わず、「めっちゃ感じ悪いな」って普通の声で言ってしまった。(笑)
絶対アンケートに文句書いたんねん!!!
とか思ってたのに、アンケートスペースがどこにあったのか、素通りしてしまった様子。残念。もう、ホンマにネット上から抗議のメール送りたいくらい、その他モロモロ人の質が悪かった。


と言うことで。お目汚し失礼。
私はとてもとても市博に思い入れがある。好きだ。たぶん、今までで一番何度も足を運んでいるのはここ。だからこそ、今回のこの仕打ちが・・・ショックで・・・・
このページが、関係者にバレて抗議されてもよいくらいに覚悟がある。

と、言うことで。
ボッティチェルリ以外の、古代系のものが印象的。素敵だった。
情緒的にと言うより、歴史の事実として、感動。
これでこそ博物館だ!と思った。
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奈良国立博物館『特別展 古密教』
サブタイトル
−日本密教の胎動 空海はここから始まった−

開催期間:7月26日〜9月4日


数年ぶりに行ったここは、何か雰囲気が変わっていたように思う。
展示品が違うからなだけ?わからない。

特別展の品揃えは、とても良かった。
国宝、重文の数々。
ただただ圧倒される。
でもやっぱり感じたのは、私はまだまだ仏像を知れ無いということ。
分かったふり出来ない。
こう言うのを目の当たりにすると、年食った気でいるけど私なんてまだ小娘だなぁ、と思う。

仏教だし、と思って、ここにきたら千手観音が見れる気でいたけど、古密教とはまた別なの?
中学からミッション系の学校に通って(洗礼は受けてないけど)いて、キリスト教のことは、さすがに知識もあるけど、仏教は、やっぱりサッパリ。

日本に根付いてるのは、絶対仏教。

と、キリスト教を学んで思っています。なのに、知らないのか。と歯痒い。
今回それが如実な感じ。残念。
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兵庫県立美術館『コレクション展供
開催期間 2005年7月16日(土)〜11月3日(木)

発泡スチロールの粒子のプールに浸かってきました。(笑)
あんな体験初めて!驚いた驚いた。

小企画展「美術の中のかたち−手で見る造形」展。
“立体的な作品に直に触れて鑑賞する”ことをコンセプト。

展示室に発泡スチロールの粒によるプールを作り、その中に展示された当館所蔵のブロンズ作品を鑑賞するというものです。鑑賞者は、半身を発泡スチロールの粒に埋まりながら、手探りで彫刻を鑑賞することになります。体は簡単に通すが視覚は遮られるという、普段とは異なる美術鑑賞のスタイルをお楽しみいただけることと思います。
 この展覧会を通じて、豊富なアイディアで非日常的な空間を演出する杉浦隆夫さんの魅力とともに、館蔵彫刻の新たな見方を発見できるでしょう。

と、サイトには書いてありました。ホントそんな感じ。

まず、プールに入るには、A4サイズ用紙一枚いっぱいに書かれた注意書きを読まされます。
それを理解した上でサインをし、アクセサリー・時計類を外し預ける。
マスクを渡され付ける。ポケットがある人は留めてください、とガムテープを渡される。用意周到。そして靴を脱いでプールへGO!

そんな浸かると思っていなかったのに。余裕で腰上まで浸かりました。
と言うか、発泡スチロールの中って気持ちいいの〜(笑)
頭まで浸からないでくださいと言う注意書きがあったけど、
言われなかったらする人がいるんだろうなぁ、と、
自ら肩まで浸かっちゃってる知らないお姉さんを横目に、納得。

ロダンの彫刻に触れると言う普段は出来ない体験をする。

私も一回うっかり、服の中に粒子を入れてしまった。っていうか、ブラの中に入った。
そんな人のために、フィッティングルームが設置されている・・・!
そこに入り、粒子を落とす。

是非、皆様行ってください。楽しいから。


新所蔵品。具体各種。
展示室にダーーっとクッションが一列並べてあった。
「展示する人の苦労が目に浮かぶ・・・」
とか言いながらそれを見ていたら、監視のおばさんが、
「これは108つあるの。煩悩の数」
と、話してくれた。
たぶん、普通、現代の若者は煩悩のことなんて知らないよ。
いきなり言われても分からないよ。
私は知ってるけどさッ。(私は普通に見えなかったのだろうか)

そしてその煩悩のクッションは、しゃがみ込んで見てみると、
綺麗に一列並んでいるのかと思いきや、15あたりで蛇行している。
何か意味があるのか。
煩悩を解説したサイトを帰ってきて調べたけど、
仏教を知らないので言葉の意味が分からないし。
今度行って、ちゃんと何番目か数えてこようと思う。
調べるのはそれからで良いわー。
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兵庫県立美術館『ギュスターヴ・モロー展』
開催期間 2005年6月7日(火)〜7月31日(日)

大学生:当日900円 前売600円 オンライン割引券提示600円
    (モロー展チケット提示で、コレクション展は240円。)


開催期間短いよ、と思っていたけど、2ヶ月近くあったんですね。
確かゴッホは一ヶ月ほどだった。
後々のために、ブログ内容追加しとこうかな。公式サイトからも1年経ったらすぐ、履歴消えちゃうんだもん。

前回、県立はフェルメールが来たから、息抜きにショボい展覧会するかと思いきや、モロー展とは。デカした!って感じ。(個人的に)
やっぱり県は金持っとるなぁ。



モロー展。
展示室に入った途端、感動した。
正面壁一枚全てを使って、写真パネルが貼ってあった。
モロー美術館の内装再現なのかな?
なんだっけ。あの、ほら、やたら立体的に画面が見える撮影法あるじゃないですか。(え、なかったっけ?)あれが駆使されていて。
随分と近づいても、まだ立体的に見える感じで素敵でした。
実際、私の目の前にいたおじいさんは、パネル1メートル手前に居ながら「この階段を上っていけばエエのか」と本気で、そのパネルに写った螺旋階段を指差していた。冷静にツッコむ監視員とのやり取りが可笑しかった。
写真家冥利に尽きるだろうなぁ。(笑)

そのパネルを横目にすり抜けて、隣の展示室へ進み、本格的にモローの世界へ侵入。

なんか、でも。

前回行ったのが、ゴッホで。駄目ですねぇ。
ゴッホの衝撃からまだ立ち直れてないみたい。
どうしても、画面上に物足りなさを感じてしまう。
激情にあてられたんだなぁ。

そう思いながらも、モローの書く“肉体”には、かなり感動したんですけどね。
しなやかさとか、陶器のような肌、とかそういう言葉が当てはまる女性像。
あと、詩的と言うのもよく分かる気がした。
なんかねぇ、切ないの!絵が!

神話モチーフ物が多くて。
やっぱり、その辺、ちゃんと勉強したいな、と思った。
大学で神話あたりを教えてる先生が、どうしても嫌いで(苦笑)
授業を取る気になれないのが、大学生活の心残り。

今回の展覧会は、そんな無知な人たちを見越して。
あと、大きい展覧会ではないと見越して(笑)、
一つ一つ丁寧に、説明パネルが付いていた。
しかも、じっくり400字コース。物によっては800字。

だいたい美術館において、人がさっと読めるのは200字までらしい。
大きい展覧会になればなるほど、その説明文字数は減っていく。

これほどまでに、じっくり書かれた説明文も珍しいと思う。
でも、書いてもらわないと分かんないしね。神話。有り難かったです。

今回の私の目的は。
サロメ主題の『出現』を観に行くこと。

サロメをサロメと自覚した(って分かりにくい表現かなぁ)のは、
たぶん、ここ数年である。
ファーストインプレッションはビアズリーではなく、たぶん、このモローだった。
その後、まりこさんの影響でビアズリーをビアズリーと自覚して、ビアズリーのサロメをサロメと自覚するにいたるー、と言う感じ。

それにしても、この“サロメ”と言う存在。
何故こんなにも人は惹かれるのか。私だってサロメ好きだ。

大元となっているはずの聖書に描かれているサロメ。(聖書にはサロメと言う名前は書かれていないけど)
ちっとも魅力的じゃない。
聖書は日本聖書協会の新共同訳と口語訳の二つを持っている。(信者じゃないよ、学校がそれ系なだけ)
どっちの訳を見たって、サロメはただの白痴だ。
厳密に言うと、マタイによる福音書のサロメは完璧白痴で、マルコの方は、意志のない乙女だ。

じゃあ、どこでどう大元が歪んだのかー。とか。すごい色々考えてしまった。

モローの『出現』は、数あるサロメものの中でも、特異。
モロー自身も何作もサロメを描いているようだけど、やっぱりこれだけ異なる存在。

生を見て。
改めて、畏怖的な感情を抱いた。
今もなお、ヨハネの首から垂れる血の色が褪せない。
圧巻、だった。

やっぱり、無理してでも観に来て良かったなぁ、と思った。

それ以外にも気に入った作品を書いておこうと思う。

『ガニュメデス』
前回観た、レンブラントの『ガニュメデスの誘拐』とは全然違うの!
こっちは、ガニュメデスが青年でね。同性愛的なんだって。(そっちの方が良いよね。笑)
その辺、比較検証したい感じ。

『ケンタウロスに運ばれる死せる詩人』
『神秘の花』

展覧会全体的には、習作のようなものが多くて、
モローの綿密さを知ったけど、あまりそういうの見るのって興ざめ。
でも、すごく丁寧に作りこまれた展覧会だったなぁ、と学芸員の愛を感じた。

次はサロメはサロメでもビアズリーを見たい。
サントリーミュージアムあたりでやってくれたら良いのに。
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CAP HOUSE
本当は、美術館でも博物館でもないところなんだけど。
まぁ、関連はここなので、カテゴリー分けはしときます。

JR元町駅から坂を上ること20分。
CAP HOUSEはそこにあり。
汗だくになって、着いたそこは、見た目学校のような、異世界だった。

ここがどんなところかは、私が説明するより、サイトを見ていただきたい。

こちらへどうぞ。

なんて言うか、凄い衝撃。
こんなところが存在するのかーー!!って感じ。
芸術村、ならぬ、芸術館。
元々、ブラジルへ移民したい人々がブラジルを学ぶため集合して寄宿していた建物を寝泊りしていた各部屋を、アーティスト一人一人の部屋とし、その創作の場をすべて一般人にも公開しているのです。

こんなところは、全国でもココだけらしい。

アーティストの部屋を見れるなんて、そんな機会無かったし。
いろんな感動を覚えました。

学芸員の授業の一環で課外授業としていたのです。
アーティストの一人の方に、色々ご説明いただく機会がありました。

その人は、インドの紙芝居を神戸弁でしている方で。
画家でもあるのかな?
とても素敵に楽しいおっちゃんでした。

色々と感銘を受けたよ、ホント。
是非、皆様、行ってみて欲しい。
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国立国際美術館「ゴッホ展」
ちゃんとお金出して観に行く予定だったんだけど。
思いがけず、招待券をゲットして。タダ見してきました。

最近、美術館と言うものは、週末のみ遅くまで開館しているところが多い。
という情報は、実はわりとまだ浸透していないらしく。
結構、穴場的な時間。
こんなところでうっかり書いちゃって、広まったらヤだな、と思ったりもする。
平日の美術館はオバ様たちでごったがえ。
でも、オバ様たちは夕飯の用意があるから夕方には帰っちゃいますし。

この日は雨が降っていたこともあり、あの超有名なゴッホなのに、ゆっくり見ることが出来た。

行ってすぐ驚いたのは、入り口にテントが並んでいたこと。
混雑が予想され、休日は、(あるいは、平日の昼間も)入場制限が随分とかかっているのだろう。この梅雨の最中、雨対策も抜群、と言う感じだった。

中に入ると、まぁ、混んではいたけれど、ワーストランキングに入るほどではなかった。(ちなみに、今までのランキングは1位大阪市博のフェルメール、2位は大阪歴博の三大至宝。この2つはぶっちぎり)

でも、どうしても残念なのは、大量の客数を予想して、作品の展示位置が高かったこと。

人には、物が見やすい高さと言うのがあって。(って前にもどこかで書いたかな?)
だいたい、美術館などでも、どの高さかは決まっている。
けれど、「ゴッホ展」のような大きな展覧会になると、後ろの方からでも見やすい様に展示の高さ設定が上がる。
背の高い人ならば、ちょっと上がったくらいでは、苦にならないかもしれない。
けれど、私のような小さい人間にとっては、その少しの差が大きい。
とても見難く感じるのです。脚立持って来たいくらい。切ない。

あと、「ゴッホ展」のわりには、違う作品が多かったような。
たいがいの展覧会はそうで。ワースト1の「フェルメール展」もそうでしたが。あの時はたしか、タイトル自体も「フェルメールとその時代」とかだったような気が。そして4作しかなかった、と言う。
でも、今回は「ゴッホ展」と堂々と書いているし。
大丈夫だろうと思っていたのに。

いえ。でも、何となく薄々と感じてはいました。
“ゴッホ”なのに、ひまわりの絵が一つも来ていないと言う噂。
何となく、今回は小さい展覧会なんじゃないかなー、と。

予感的中ってやつですか。
やっぱり、ひまわりは、予算オーバーだったんですか。
でも“ゴッホ”展でひまわりの絵が一枚もないだなんてっ。
タダで良かったなぁ、と思わざるを得ない。

と、そんな不安ばかり、先に書きましたが。
いやでも、ホント、生でゴッホ見れて良かったですよ!!
大学2回の頃まで、ゴッホは嫌いでした。あの奇人ッぷりが嫌で。
でも、授業で知るうちに、許せるようになってきて、見たいなー、
と、思った頃には、兵庫県立の展覧会は終わっていた。
なので、今回初ゴッホ。
初ゴッホにはかなり感動しました。

ゴッホの絵は、いくら綺麗な印刷でも、印刷物を見ただけで知った気になっていてはいけないのだ!と言うのが感想。

さんざん大学の先生には「芸術はナマで!」と言われ続けてこられたけど。
今回、それが一番実感出来た。
あの質感は平面では語れない!

横のカップルなお兄さんが彼女に一生懸命ゴッホを語っている横で、
私と友人は「すげー!ゴッホすげーー!」とムードぶち壊し。

中でも私は、『夜のカフェテラス』が非常に気に入りました。
あそこ、実際に今も残っているのよね。行きたいなぁ。

すっごい、ゆっくり見たつもりだったのにミュージアムショップにたどり着いたのが1時間後。やっぱり小さい展覧会だったんだ・・・と実感。
ミュージアムショップを物色するも、どうも感動がない。
一番鮮明に思われたクリアファイルと、お手軽なポストカードを一応購入。


そして、その後、実はかなり楽しみにしていた・・・・
コレクションの「シュテファン・バルケンホール展」再び!
前回、ガレを見に来たときもやっていたこの展示。
開催期間も長く、実は、もう一度見れると言うのをすごく楽しみにしていたのです。
はじめて見るという友人を連れて、ウキウキ。
でも、残念だったのは、前回来たときは無かったのに、各作品周囲に、柵がついていた・・・!
触る人とかいたのかなぁ。たぶんそうだろう。
やっぱり、エレファントマンが一番好き。

前回は躊躇った、作品図録も結局買ってしまった。
ゴッホは買わなかったのにねー。
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兵庫県立美術館
同じ美術館に、週に二度行くことなんてめったに無いのだけれど。
博物館学芸員資格取得過程の一環で見学会です。

今日、見学したのは常設展。
と言っても、現在、様々な趣向を凝らした“来客を飽きさせない常設”が県立では展開中。

今までと変わらないもの
・小磯良平記念室。小磯の有名作品の多くはここに所蔵されている。
・金山平三記念室。隠れ名画家。

テーマは同じ、でも展示が変わったもの
・近現代の彫刻
・日本の戦後美術

彫刻も、現代アートも私には縁遠い存在だった。
今回、学芸員の先生に説明を聞きながら、作品を見て回り、一つ一つ、必要性を知り、展示法の意味を見たが、やはりこれは一般的とは言いがたいものの数々だと感じた。
基本的に、常設品には説明書きが付かない。
これらに関しては、それも考えものだな、と思う。

新しいもの
・新所蔵作品紹介
この一年で、県立が購入などして得た絵画の数々。
岡本唐貴氏の作品が多く見られた。

企画もの
・安井仲治写真展
・20世紀前半の絵画
安井氏の展示に合わせて、同時代の画家作品も見ると言う趣向。
この人の名前など、今まで全く知らなかった。
70年前に撮った写真が、こんなに綺麗な状態で残っていると言うことに、驚いた。
展示側の情熱も感じられ、良い展覧会になっていると思う。
この安井氏の作品は所蔵ではないらしいが。
20世紀前半の絵画は、どれも比較的小さい額物がチョイスされていた。
風景画が多く、風景画は大きいものが好きな私にとっては、少し物足りなく感じた。


これらの展示を足早に見たあと、学芸員過程の特権、裏側見学会が行なわれた。
美術館好きには、たまらない至福の時。裏話は秘密です。(笑)
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兵庫県立美術館
阪神大震災の折、老朽化が進んでしまった兵庫県立近代美術館が、名前を変え、神戸の王子動物園前から、岩屋の海辺に、2002年移築された美術館がここ。
名前が変わって、何が変わったのかというと。
身動きが取れやすくなったらしい。
近代、という名前では、近代の芸術しか扱えないことだが。
その一言が取れただけで、一気に展示出来るものの幅が広がったと言う。

第一回目の特別展は、たしか、世界の名品展か何かだった。(公式サイトにも載ってないよ。何故。)
大原美術館から数点来ていたのは覚えているのだけれど。。。
その後、ゴッホ展、クリムト展などがあったけれど、どれも私は行かなかった。
今思えば、損をしたような気がするが、当時、それらにさほど興味が無かったのだと思う。クリムトに関しては、毛嫌いしていた。今は凄く好きだけど。
ここに行ったのは、昨年の東山魁夷展が初めてだった。
そして、ヴィトン展。(両方タダ券で・笑)

このような展示の流れだけ見ていても、やはり多彩。
建物も綺麗だし、場所も良い。
県下最大の美術館であるし、それなりになっていると思う。

近代美術館の時も、建物が異彩を放っていたが、この県立美術館も美術館としては、特異な建物となっている。
建築者は、かの有名な安藤忠雄。
やっぱりな!という感じ。
何度行っても、迷子になる。
展示室を跨ぐのに、屋外を通らなければならないと言う設計。
さらに、階段の多さと言ったらない。
客泣かせ、管理者泣かせ。
「こんな建物を美術館に使えるモンなら使ってみろ!」「俺の造った建物を堪能しろ!」という心がありありと見られる。
まったく、変人には困る。
まぁ、楽しいから良いけど。

私は大学で、博物館学芸員資格過程習得中なわけですが。
現在、実習の授業を受け持ってくれている先生が、この美術館の学芸員さんなのです。
現場の生の声と言うやつが聞ける。
学芸員になるのは、大手企業に就職する以上に大変なんですが、
どうせなれると思っていないので、話が聞けるだけで楽しいんです。

そんな今日。
授業の一環で、美術館見学会。
現在の特別展は、『ドレスデン国立美術館展』
副題には「壮麗なるドイツ・ザクセン公国の至宝」「世界の鏡」などと表されている。
前者意味は分かったけど、後者、どの辺が鏡なのか、見て来た今も分からない。
さらに、フェルメールがメインで来るということで、大量の集客数が見込まれ、展示品の高さが、いつもより上に設定され、本来なら駄目だと思われる程度に、見づらかった。
日曜日だったので、人は多かったが、込み合って薦めないほどでもなかったように思う。

しかも、フェルメールが大々的に宣伝されているので、絵画がメインだと思っていたこの展覧会。
絵画以外の芸術品が多くを占めていた。それにまずショック。

中でも、マイセンが数多く出展されていたのには驚く。
マイセンと言えば、なんでも鑑定団を見るものにとっては馴染み深い。
けど、ナマで。あんなたくさんのマイセン、初めて見た。感動。
それらは、日本の陶磁器の複製で、元となった日本の品と並べて展示されていて、分かりやすく、美術館側の展示法に対する情熱が、伝わってくるように感じた。

レンブラントの『ガニュメデスの誘拐』が一番印象的だった。

フェルメールは・・・・相変わらず、私のトラウマを克服してくれない。悪い意味で、期待を裏切らない。
フェルメールとの、はじめての出会いは、私が高校生(だったと思う)の時、大阪市立美術館であった「フェルメールとその時代」展だった。
当時、大々的に宣伝され、私は親に連れられて行った。
雨の中、美術館の外で、行列になって入場を待たされ、
中に入ってからも押し合いへし合い。
やっとの思いで見たフェルメールは、どれも小さい作品。
さらに、4点ほどしかない!重点はその時代、だった。
今なら分かりますよ。フェルメールは世界中でも30点ほどしか発見されていないとか知ってますからね。4点一気に来たのが、凄かったのは分かります。
でも、当時、フェルメールに関して何の知識もない人間にとって、あの仕打ちと言ったら、もぅ。許せないものだった。
以来、現在まで、何点かフェルメール作品をナマで見る機会もありましたが。未だに良さが見出せないでいる。

あと、ドイツロマン主義の絵画数々。
複製や印刷では出せない“味”が、これらにはあるな、と思った。
印象派絵画は、複製にしても綺麗と思うのよ。きっと。

今回は、ドレスデンと言うことでドイツの舞いが館外の通路で見れたりした。すごかった!
学芸員の先生の話もいっぱい聞けて、満足して帰ってきた。
週末、また行くんです。今度は常設など見に。楽しみ。
そうこ。: 美術館・博物館のこと。 | comments(0) | trackbacks(0) |
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