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兵庫県立美術館
同じ美術館に、週に二度行くことなんてめったに無いのだけれど。
博物館学芸員資格取得過程の一環で見学会です。

今日、見学したのは常設展。
と言っても、現在、様々な趣向を凝らした“来客を飽きさせない常設”が県立では展開中。

今までと変わらないもの
・小磯良平記念室。小磯の有名作品の多くはここに所蔵されている。
・金山平三記念室。隠れ名画家。

テーマは同じ、でも展示が変わったもの
・近現代の彫刻
・日本の戦後美術

彫刻も、現代アートも私には縁遠い存在だった。
今回、学芸員の先生に説明を聞きながら、作品を見て回り、一つ一つ、必要性を知り、展示法の意味を見たが、やはりこれは一般的とは言いがたいものの数々だと感じた。
基本的に、常設品には説明書きが付かない。
これらに関しては、それも考えものだな、と思う。

新しいもの
・新所蔵作品紹介
この一年で、県立が購入などして得た絵画の数々。
岡本唐貴氏の作品が多く見られた。

企画もの
・安井仲治写真展
・20世紀前半の絵画
安井氏の展示に合わせて、同時代の画家作品も見ると言う趣向。
この人の名前など、今まで全く知らなかった。
70年前に撮った写真が、こんなに綺麗な状態で残っていると言うことに、驚いた。
展示側の情熱も感じられ、良い展覧会になっていると思う。
この安井氏の作品は所蔵ではないらしいが。
20世紀前半の絵画は、どれも比較的小さい額物がチョイスされていた。
風景画が多く、風景画は大きいものが好きな私にとっては、少し物足りなく感じた。


これらの展示を足早に見たあと、学芸員過程の特権、裏側見学会が行なわれた。
美術館好きには、たまらない至福の時。裏話は秘密です。(笑)
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