日本現代詩歌文学館 ( 2005.09.17 Saturday )
場所:岩手県北上市
ずっと行きたかった。
行けないと思っていた。
あまりにも遠い。行く機会もない。
けれど、ひょんな縁あって、行ってきました。ひとりで。
私がここの存在を知ったのは大学に入ってから。
お世話になってる、詩に関係する大学の先生ふたりが口を開けば(と言うのは大げさか・笑)ここの話をする。
詩に携わる者にとっては、大切な場所なんだろうな、と漠然と感じていた。
実際に行ってみて、まずは驚いた。詩歌文学館の手前(?)に詩歌の森公園というものが広がっている。
そこは完全に人々と溶け込む空間であり、家族連れ、子供達が遊んでいる。
「わぁ、詩歌が日常の空間なのね」
と、思った。文学館の中に入ってみても、ロビーで子供がゴロゴロしているところも見たし(笑)それってある意味スゴイ。
「なんでこんな辺境の地にあるねん、詩歌文学館、使えん」と思っていた。(現地の人すみません・・・・)けど、この融合っぷりは、東京などでは有り得なかっただろうなぁ、と存在意義を垣間見た気分になる。
館に入って、「受付」に人が居なくて戸惑う。“資料館”に行ったつもりだった。入館料とかないんですか?このまま勝手に入っちゃって良いのね?本当に良いのね??と焦りながらウロウロする。
さらに、どこが展示室なのかもよく分からず、2階ね?2階に行けば良いのね?と戸惑う。
上がって。展示室に入って。
泣いた。
静かに、号泣。
自分でビックリするくらいに涙が止まらない。
人があまり来ないところで良かったです・・・(笑)
言葉、と、空間、に、やられたみたい。
しばし呆然。
そのあと、井上靖記念室で楽しく遊ぶ(?)。
開放している図書もスゴイ!と思った。
詩歌って、小説に比べてやっぱり本屋とかでも、ないがしろだし。
いやぁ、ホント行けて良かった!
また機会があったら行きたい!!
なかなか遠くてですね、難儀ですけどね。やはり。くそぅ。