forget-me-not blog



冷静と情熱のあいだ-blu
先にROSSOを読んで。すごい良くて。
でも、青はマーヴィンの話だと何故か思い込んでいた私は、純正だと分かった途端に読む気減だったのですが。
まぁ、そうは言ってられない(?)と読んだわけです。

でも、やっぱりなんだかなぁ。とシックリ来ない。
私は、こんな男イヤだわ。マーヴの方が良いぢゃん。
と言う、単純な好みの問題も含め。(笑)

辻さんの文章がイヤだったのかしら。
連載だったんだな、と気づかされるリフレインが鼻につく。
彼のエッセイ好きだったけど。

ネタバレになってしまうとアレなんですけど、
最後とか。違うじゃないか。納得がいかなーい!

頑張ってリンクさせてる意味が無いというか。
どうせなら完璧なリンクをして欲しかったような。
それとも、承知の上で、読者に、色んな創造性を求めているのか。
・・・えー、そんなのいらなーい。

これ、赤から読んで良かったなぁ、と思う。
青から入ったら読まなかったかもしれない。

でも、これを勧めてきた子は、青から読んでハマッたらしい。
人それぞれだなぁ。
色んな意見を実験していきたいですね。
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冷静と情熱のあいだ-ROSSO
発売当初、あまりの売り出しに嫌気が差してたし、女流作家さん毛嫌いのピークだった頃で。手に取ることはなかったわけですが。

会社の同期の子が、一番好きな本にこれを挙げてきて、
「恋愛物はお断り〜」って言ったのに、「ただの恋愛ものちゃうから!」
と、半ば強引に渡してきた。彼女とは、社内唯一の文学仲間で。でも趣味が合わないと思っていたのですが。(だってゴーギャン好きとか言うんだもの。

しゃあないなぁ、と思って読み出したのですが。
結構ハマッた(笑)
ここ数年、女流作家さん毛嫌いも落ち着いていたし、恋愛物にも抵抗がなく
なってきて・・・る、のかな?うん。

共感も同調もしなかった気がするけど、ただ淡々と良いな、と思える作品だった。
「これ、男性視点で書くとどうなるんかなぁ」
と読みながら、青が気になった。でも、貸してくれた本人が、
青がどこ言ったかわからん、と言う話だったので、たまたま行った古本屋で発見して買った。それくらいにはハマッた(笑)

で、買った青なんですけど。
マーヴじゃないぢゃん!!
・・・順正だった。

彼女曰く、私はオカシイらしい。
順正に決まってるやろう!と言われた。
なんで?私は、マーヴがどうしてアオイを甘やかしていたのかの方が知りたいよ?マーヴめっちゃエエ人やん!!マーヴラブ!

と言うことで、青が読み進みません(笑)
そろそろ、買ったままになってるハリポタも読みたい気分だし。
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「生きているということ」安水稔和
詩集です。


尼崎から見て。神戸の空が赤かったことを思い出す。
知り合いが家の梁が落ちてきて即死だったこと。
自分のアトピーが心因的に酷くなったこと。
テレビで見た人々のこと。
悲しいが詰まっている、あの日。

それと希望。
思い出すのは。
悲しい中でも、おばちゃんと言う生き物はカメラを向ければピースする。
この町は大丈夫だ、と確信する人の心。


忘れてはいけなくて、忘れそうで、でも。
が、詰まった阪神大震災詩集です。

これを書いた人に、3年間接していた。
私の人生で、それはとても大切なこと。
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今日買った本。
「ダ・ヴィンチ・コード」角川文庫。
詐欺よね、上中下なんて!でも、ハード買うよりまだ安いからこっち買った。文庫化するの待ってたわけだし。

「シャーロック・ホームズ」新訳。光文社文庫。
シリーズ全9巻出るらしい。今、2までだって言うから、今のうちから買っておけばぼちぼち揃えれる・・・と2冊買っちゃう。

「詩的自叙伝」寺山修司著。詩の森文庫。
新刊コーナーで見つけちゃったので。買わなくてもいいんだろうけどさー。この手の出版物には頑張って欲しい、と言う意味も込めて。

「自分の感受性くらい」茨木のり子著。花神社。
知ってるような知らないような人だった。こういう詩が必要な時もあるよな、と思える。古い詩が集めてある詩集。


そういやこないだ、「三好達治と立原道造―感受性の森」「書く場所への旅」も買った。國中治氏。大学の恩師です。パラッとだけしか読んでないけど、もっと色々教えてもらいたかったなぁ、と思う。
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『ギャラリーフェイク』細野不二彦
ケーブルのブログなので。
アニマックスをご覧の方は、ご存知ではないでしょうか。
「ギャラリーフェイク」

なんとまぁ、私好みのアニメだろう!!と感嘆の声を上げずにはいられない作品です、これは。

アニメと言うものは、今まであまり縁が無かったのですが。
ケーブルテレビに加入してから、めっちゃ見てます(笑)
でも、まだまだアニマックス系のアニメには偏見があって。
いわゆる、アニオタの世界なので、敬遠してたし、
最初、「ギャラリーフェイク」とCMを見たときも、
「芸術への冒涜か!」と思ったような気がしないでもない。
でも、明らかにあの主人公が私の好みだったので。(笑)見てみた。

ビンゴ。藤田ラブです。(笑)
えぇ、大好きだとも。

しかも、このアニメ自体好きだとも。
冒とくだなんて言ってたのが嘘のようだ。
あの手の話は、芸術好きにはヨダレもんだと純粋に楽しい。
なんなら、DVDが出たら欲しいくらいだ。
でも、録画すると言う情熱は無いので何度も見逃してはいる。
あぁ、やっぱりDVDかな・・・。

原作の漫画があることを、途中で気づいて。
本屋で探してみたら。
30巻越えてるし!最近、完結したらしいですが。
でも、30冊は無理ーー!
しかも、どうやら、アニメの方が良さそうな気が。
あぁ、でも話がどれも気になる〜〜〜。

と思っていたら、「作者自薦集」なるものを見つけた。
「ギャラリーフェイク THE BEST」
装丁もなんか凝ってて凄い。
しかも、未発表特別描き下ろしなるものが入っている。
これは買いだな〜。
ってなわけで、買ってみた。
やはり、長期連載作なだけに、絵が古いものもあったりで、
アニメから入った私には、「えー」って思うとこもあるし、
アニメならではの“動き”がない分、物足りなさも感じてしまう。
でも、やっぱ、こういう紙の媒体が、私には一番合ってるのかなー。
と、感じた。

んで改めて読んでみて。
やっぱ、欲しいなぁ、全巻。
あァァお金使いたくないんス。なんか文庫漫画にもなってるみたいだけどさ。
どっちにしろ、お金かかるのは一緒やん!

たぶん、DVD出るよな。
どっちが安いだろうか・・・。

まぁ、とにかく。まだ、購入はどちらにしろ先になると思う。
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大江健三郎『死者の奢り』
大江健三郎なんて。
中学高校の教科書に出てくる硬い文章の人、的なイメージしか今まで無かったけど。

ただの読まず嫌いだったの!?と思えるくらい、これは面白かった!
(でも、先生の話を聞いていると、やっぱりそれは思い過ごしでもない感じ。この作品が特異っぽい)

処女作だっけ、デビュー作だっけ。
とにかく、これを彼が書いたのは、20歳の時で、発表したのが21歳。
もう私はこの年齢を過ぎてしまったわけか!!
20歳でこのような小説を書く、というのが、驚愕の境地。

大学の医学部研究用の死体置き場。
死んだ人間が大きな水槽に何十体も犇き(ひしめき)あってホルマリン漬けにされ、それらはプカプカと浮き沈みを行なっている。
それを水槽から水槽に移し変えるバイトをする、という大学生の話。

なんだかなぁ。
面白い、と書いたけど、ただ単に楽しいんじゃないのは、これで分かると思う。
引き付けられる感じ。


文章や、作品の内容、色々な点が分析欲をそそる。
大江の特徴的な言葉遣いは
通常、「〜していて、」と書くところ、「〜してい、」と、“い”で止めてしまう。
この効果は何なのか。
とか。
こんなバイト、ホントにあるのか。とか。

超短篇なので、気になる方は是非、読んでもらいたい。
新潮文庫から出てます。

大江健三郎がよく分かる、というサイト見つけました。
その名も、
若い読者のための大江健三郎ワールド
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谷崎潤一郎『春琴抄』
谷崎作品の中でも、『細雪』と並んで有名な作品ではないでしょうか。
『細雪』とは打って変わって、薄い本になっております。
『細雪』の分厚さに挫けたけど、谷崎作品は読んでみたいの、という人にオススメな一冊。

なんていうか・・・谷崎の女の趣味がよくわかるね!!って感じ(?)
着痩せするタイプの人が好きらしいよ。きゃー。

『谷崎潤一郎』ではなく、『春琴抄』オンリーの研究者がいるぐらい、
色々と解釈し甲斐がある一冊だと思う。
あー、痛いの苦手な人は読んじゃ駄目です。

谷崎は、『細雪』は読んでいませんが、エッセイをいくつか読んでいます。
『阪神見聞録』とか。
以前、大学の都市論の授業で、これを取り上げレポート書いたのです。

谷崎は、関東出身で、阪神間を転々と移住した人ですが。
最初は、関西大批判してました。でも、晩年には好きになってた様で。
その「嫌い」と「好き」の両方、随筆が残っているので、
変わりっぷりが楽しく読めます。

谷崎作品は変態すぎてちょっと・・・という人は、ここから責めてみても良いかも。
随筆は全集に入っています。図書館でどうぞ。
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石田衣良『スローグッドバイ』
集英社文庫より発売されてる新刊みたいですね。

この分野にちょっと私は疎い。
だいたい、この人の名前『ゆら』だと思ってた。さっきまで(笑)

就活帰りに立ち寄った本屋で、たまたま目にして、たまたま手に取った。
この人は私にとって、漫画雑誌『クッキー』で恋愛相談ページに出てくる人だ。
『池袋ウエストゲートパーク』も読んでない。
けど、なんとなくずっと気になってたのは確かで。
本の帯と、本の裏表紙のあらすじに惹かれて買ってしまった。

帰りの電車で、特急には乗らず、ゆっくりと各駅停車に乗って、これを読みながら帰ってきた。
短編集になっている。
一番初めの「泣かない」だけ読めた。

なんでもない話何ですけどね。
こういうのが必要な時も、あるなぁ、と思った。
これを書いているのが、男の人だと言うのもポイントだと思う。

私は基本的に、女流作家恋愛物が読めない。辟易としてしまう。

まぁ、その話は置いておいて。
まだ全部読んでませんが、読んで良かったので、ここに書き記しておきます。
普段、恋愛物読まない人にオススメする一冊、かな。
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