forget-me-not blog



後藤純男美術館
この衝撃をどう伝えて良いのか分からない。
私にそんな文章力はない。

と、言うしかない。

北海道旅行の最中だった。バスツアーで行った富良野。途中、日本画の美術館がツアーに組み込まれていた。

「どおっせ、観光客用の申し訳程度のとこだろ?墨絵興味ね〜」

って思ってました。入るまで。
美術館についても、バスの中でモタモタしたりしてました。
いざ、入り口でも、タダ券を出すのにモタつきました。
「中で説明始まってるから早く入れよッ」
と言うようなことを館の人に、やんわり言われていましたが、ほぼ聞いていませんでした。

が。
入り口に貼ってあった宣伝ポスターを見て。
「えっ何!コレ系!?わーっめっちゃテンション上がってきたっはよ入ろ」
と、いきなりやる気が出てきた私を、「ほー、それは良かった。早く入りなさい」と再度促したのは、きっと館の偉いさん。

展示室に入って。

圧巻。

その一言に尽きます。
日本画=墨絵だと思っている駄目な私・・・。
あれです。岩絵の具。東山魁夷の世界。魅力はまた全然違うけど。
どれも大きく、どれも繊細。
風景画は、大きい作品が好き。その世界の中へ入っていけそうだから。
もう、好みど真ん中。きゃー。
一つの絵の前に何時間でも座って見ていられそうな状態。
文句なく素敵。
今までこの人のことを知らなかった自分が悔しい。

でも、この雰囲気どこかで、と思っていたら『院展』系なのね。
大丸ミュージアムで開催されていた院展に一度だけ行ったことがある。
以前に後藤さんも出展されていた様子。

大満足。富良野はもう満喫したけど、北海道へ行く際は、またここに行きたいと思った。展示法も趣向が凝らされてて素敵。
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神戸市立博物館『ベルリンの至宝展』
開催期間:7月9日〜10月10日

当日料金:学生900円

ボッティチェルリ(って大学で教えられたけど、ボッティチェリって言う方が一般的?)の『ヴィーナス』が見れると言うことで。行きたかったのです。

が。すんません。ちゃんと書く前に日記から抜粋させてください。

物は良かったけど。監視員のオバハン連中が最悪。
あれって確か、ボランティアの人たちだよねぇ?
せからしいんじゃ!って感じ。博物館内を走らないでクダサイー(小学生の終わりの会風に言いたい)
なんか、「この辺がこう良いよね」って弟が展示物指差してたら、
「展示品に気をつけてください!!」とかって、オバハンがめっちゃ遠くからヒステリックに叫んできた。もっと近くに監視員いるし・・・触るわけないし・・・めっちゃ人いるのに、その場が凍りついたよ。すっごい感動してみてたのに気分台無し。
思わず、「めっちゃ感じ悪いな」って普通の声で言ってしまった。(笑)
絶対アンケートに文句書いたんねん!!!
とか思ってたのに、アンケートスペースがどこにあったのか、素通りしてしまった様子。残念。もう、ホンマにネット上から抗議のメール送りたいくらい、その他モロモロ人の質が悪かった。


と言うことで。お目汚し失礼。
私はとてもとても市博に思い入れがある。好きだ。たぶん、今までで一番何度も足を運んでいるのはここ。だからこそ、今回のこの仕打ちが・・・ショックで・・・・
このページが、関係者にバレて抗議されてもよいくらいに覚悟がある。

と、言うことで。
ボッティチェルリ以外の、古代系のものが印象的。素敵だった。
情緒的にと言うより、歴史の事実として、感動。
これでこそ博物館だ!と思った。
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奈良国立博物館『特別展 古密教』
サブタイトル
−日本密教の胎動 空海はここから始まった−

開催期間:7月26日〜9月4日


数年ぶりに行ったここは、何か雰囲気が変わっていたように思う。
展示品が違うからなだけ?わからない。

特別展の品揃えは、とても良かった。
国宝、重文の数々。
ただただ圧倒される。
でもやっぱり感じたのは、私はまだまだ仏像を知れ無いということ。
分かったふり出来ない。
こう言うのを目の当たりにすると、年食った気でいるけど私なんてまだ小娘だなぁ、と思う。

仏教だし、と思って、ここにきたら千手観音が見れる気でいたけど、古密教とはまた別なの?
中学からミッション系の学校に通って(洗礼は受けてないけど)いて、キリスト教のことは、さすがに知識もあるけど、仏教は、やっぱりサッパリ。

日本に根付いてるのは、絶対仏教。

と、キリスト教を学んで思っています。なのに、知らないのか。と歯痒い。
今回それが如実な感じ。残念。
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姑穫鳥の夏
書くの忘れてた(汗


今月1日。つまり映画の日に観に行ってきた。
混むとイヤなので、と朝イチで。
しかもグリンが先に座席券も取ってくれて、良い席で見てきた。
やはり、朝イチは思っていたより空いていた。

『姑獲鳥〜』は、高1の時かな?
当時熱狂的に有栖川有栖ファン(今でもだけど・笑)だった私に、
「有栖川がなんだよ、京極を読めよ」と京極ファンの友人が貸してくれたので読んだ。
けど、有栖川さん一色だった私は、
「何だよ、これは。ミステリじゃないやん。なんて言うか、探偵小説やん。ミステリやと思って読んだのに、ブー」
って思いました。
いや、当時、有栖川か京極かと言う(一部腐ったファンの)対立があり、
そうだとしたら、ジャンル的に完璧かぶっているのだろうと、そういう先入観があって読んだから駄目だったんです。
でも、冷静に考えてみると、とても面白かった。気がする。
ある意味カルチャーショック。
実は今でも、他作品読みたいなぁ、と思いつつあの分厚さに負ける(笑)

と、こんな状況で。
今まで映画やらドラマやらで3次元化されてきた京極作品は、
読んでないし、わからんし、と思って観ていませんでした。
でも今回は、姑獲鳥だし。堤さんに阿部寛か!と観たかったのです。
そうしたら、グリンが行くと言うので、便乗いたしました。
ストーリーは半分忘れてました。(笑)

観てきて、「やっぱ京極面白いなぁ。」と言うのが感想です。
そして私は京極堂派。中禅寺さんって素敵vvって感じです(笑)
まいは、原作は榎木津さん派だと言ってたけど、私はどうだろう。
たぶん、そっちも京極堂だ。と思う。
関君は、原作でもイヤだったけど、ますますイヤになったよ・・・。

映画化するのは難しい、と言われてきた作品らしいけど。
そうか?と私は思う。
でも、小説読んでなかったグリンも、
小説読んでから見たほうが良いかも、とか言ってるし。
すんなり観れる映画ではなかったのかなぁ、と考えてみたり。
私にとっては、小説を思い出す作業をしてくれた映画でした。

これは家でテレビ画面で見るより、映画館の大スクリーンで見た方が楽しい映画だと思う。
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自作品2

力作。

神戸にあるらんぷに特化した美術館に博物館実習に行ってました。
8月2日〜7日の6日間。
博物館実習は教職なんかと違って、期間は短いけど、その分、朝から夕方までみっちりあるのです。
本当は5日だけだったらしいけど、手違いで1日伸びたらしい。ラッキィ。
最初は、ランプかぁ。
絵画とか触りたかったのにぃ。
とか思ってたんですが。
めちゃめちゃ楽しかった。

骨董市や骨董品店巡りもして。
骨董品屋のおばちゃんに「物の値段がわからん」
などと言った私に、「値段じゃないねん、自分がそれを気に入るかどうかや!値段は後からついてくる。自分の目を養いなさい」と言ってくれた。
かっくいい〜〜。
めっちゃ苦労してきたらしいおばちゃんは本当に素敵だった。
あと、「買って自分のものにしてみないと、それが良いかどうかは本当にはわからんのよ」と教えてくれた。
うん。それは何となく分かる。フィギアを集める私にとっては(笑)

んで。
この写真は何かと言うと。
実習の一貫で和風電気スタンドを作ったのです。
普通のいわゆるビニールの風船を膨らませ、
その上に何重も和紙を水糊で貼っていく。
そして、乾いたら中の風船を萎ませ、中に電球キットを入れる。
柄は自分で和紙の間に何を挟んでもオッケイ。
凝ったことしてる子はいっぱいいたけど。
なんせ私は、そんなの一切出来ませんから。
高校の美術の時間も、先生に作ってもらってたなぁ・・・友達に絵描かせてたなぁ・・・懐かしい(迷惑な)日々です。
なので、小細工一切なしで。
素直に和風に作ってみました。
私のしたことといえば、何となく、色紙を散りばめたことです。
んで、さくら柄の入った障子紙を貼っただけです。
でも、私にしては頑張ったもん。ホントはこんなのしないんだもん。
ってことで力作。褒めてくれ(笑)
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