姑穫鳥の夏 ( 2005.08.17 Wednesday )
書くの忘れてた(汗
今月1日。つまり映画の日に観に行ってきた。
混むとイヤなので、と朝イチで。
しかもグリンが先に座席券も取ってくれて、良い席で見てきた。
やはり、朝イチは思っていたより空いていた。
『姑獲鳥〜』は、高1の時かな?
当時熱狂的に有栖川有栖ファン(今でもだけど・笑)だった私に、
「有栖川がなんだよ、京極を読めよ」と京極ファンの友人が貸してくれたので読んだ。
けど、有栖川さん一色だった私は、
「何だよ、これは。ミステリじゃないやん。なんて言うか、探偵小説やん。ミステリやと思って読んだのに、ブー」
って思いました。
いや、当時、有栖川か京極かと言う(一部腐ったファンの)対立があり、
そうだとしたら、ジャンル的に完璧かぶっているのだろうと、そういう先入観があって読んだから駄目だったんです。
でも、冷静に考えてみると、とても面白かった。気がする。
ある意味カルチャーショック。
実は今でも、他作品読みたいなぁ、と思いつつあの分厚さに負ける(笑)
と、こんな状況で。
今まで映画やらドラマやらで3次元化されてきた京極作品は、
読んでないし、わからんし、と思って観ていませんでした。
でも今回は、姑獲鳥だし。堤さんに阿部寛か!と観たかったのです。
そうしたら、グリンが行くと言うので、便乗いたしました。
ストーリーは半分忘れてました。(笑)
観てきて、「やっぱ京極面白いなぁ。」と言うのが感想です。
そして私は京極堂派。中禅寺さんって素敵vvって感じです(笑)
まいは、原作は榎木津さん派だと言ってたけど、私はどうだろう。
たぶん、そっちも京極堂だ。と思う。
関君は、原作でもイヤだったけど、ますますイヤになったよ・・・。
映画化するのは難しい、と言われてきた作品らしいけど。
そうか?と私は思う。
でも、小説読んでなかったグリンも、
小説読んでから見たほうが良いかも、とか言ってるし。
すんなり観れる映画ではなかったのかなぁ、と考えてみたり。
私にとっては、小説を思い出す作業をしてくれた映画でした。
これは家でテレビ画面で見るより、映画館の大スクリーンで見た方が楽しい映画だと思う。