後藤純男美術館 ( 2005.09.05 Monday )
この衝撃をどう伝えて良いのか分からない。
私にそんな文章力はない。
と、言うしかない。
北海道旅行の最中だった。バスツアーで行った富良野。途中、日本画の美術館がツアーに組み込まれていた。
「どおっせ、観光客用の申し訳程度のとこだろ?墨絵興味ね〜」
って思ってました。入るまで。
美術館についても、バスの中でモタモタしたりしてました。
いざ、入り口でも、タダ券を出すのにモタつきました。
「中で説明始まってるから早く入れよッ」
と言うようなことを館の人に、やんわり言われていましたが、ほぼ聞いていませんでした。
が。
入り口に貼ってあった宣伝ポスターを見て。
「えっ何!コレ系!?わーっめっちゃテンション上がってきたっはよ入ろ」
と、いきなりやる気が出てきた私を、「ほー、それは良かった。早く入りなさい」と再度促したのは、きっと館の偉いさん。
展示室に入って。
圧巻。
その一言に尽きます。
日本画=墨絵だと思っている駄目な私・・・。
あれです。岩絵の具。東山魁夷の世界。魅力はまた全然違うけど。
どれも大きく、どれも繊細。
風景画は、大きい作品が好き。その世界の中へ入っていけそうだから。
もう、好みど真ん中。きゃー。
一つの絵の前に何時間でも座って見ていられそうな状態。
文句なく素敵。
今までこの人のことを知らなかった自分が悔しい。
でも、この雰囲気どこかで、と思っていたら『院展』系なのね。
大丸ミュージアムで開催されていた院展に一度だけ行ったことがある。
以前に後藤さんも出展されていた様子。
大満足。富良野はもう満喫したけど、北海道へ行く際は、またここに行きたいと思った。展示法も趣向が凝らされてて素敵。