「生きているということ」安水稔和 ( 2006.06.17 Saturday )
詩集です。
尼崎から見て。神戸の空が赤かったことを思い出す。
知り合いが家の梁が落ちてきて即死だったこと。
自分のアトピーが心因的に酷くなったこと。
テレビで見た人々のこと。
悲しいが詰まっている、あの日。
それと希望。
思い出すのは。
悲しい中でも、おばちゃんと言う生き物はカメラを向ければピースする。
この町は大丈夫だ、と確信する人の心。
忘れてはいけなくて、忘れそうで、でも。
が、詰まった阪神大震災詩集です。
これを書いた人に、3年間接していた。
私の人生で、それはとても大切なこと。